2022/02/04号掲載
運をドンドン良くする方法 【その21】
安岡正篤先生の世界「心中喜神を含む」

みとみ学園 学園長 三富邦基 氏
「その16」で安岡正篤先生の人間成長する条件として「陰徳」の話をしましたが、「その17」でその続きのお話をする予定でした。
しかし大リーガーの大谷翔平選手がMVPをとったことから、大谷翔平選手の話を先にいたしました。
大谷選手が渡米する際、栗山監督から中村天風の本を持って行きなさいと言われ、「積極一貫」の本を持って行ったことはお話ししました。
安岡先生は、人間成長する要諦として3つのことを挙げています。
①陰徳を積む
②心中感謝の念を持つ
③心中喜神を含む
①の「陰徳を積む」、陰にかくれて良いことをする、はお話をしました。
②心中感謝の念を持つ
これは「生きている」のではない「生かされている」のだという、「目も見える」「耳も聞こえる」「手も動く」「心臓も動いている」「有り難い」と感謝の念を持つことです。まさしく、「生かされている」と感謝することです。
次に皆さんから特に質問が多いのが③「心中喜神を含む」であります。
これはどんな苦しい時でも、最悪のときでも心の片隅には喜びの気持ちを持ちなさい、ということです。
「生きているのではない、生かされているのだ」などと、心の片隅には喜びの気持ちを持つということです。
よく「この問題は八方塞がりだ」という人がおります。
人生、基本的に「八方塞がり」はありません。
努力をし、一所懸命にその問題に対処すれば、八方塞がりの一方は必ず開いております。
ただし、八方塞がりの一方を見つけ乗り越えた人間は、一回りも二回りも大きくなり、そして新たな大きな課題に取り組むことができるのです。
常に感謝の念を持ち、「心中喜神を含む」の気持ちで前進しましょう。
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